Movies (2026年7月26日号)
People We Meet on Vacation
あなたとわたしの夏の旅
CAST & STAFF
旅先から見える home とは
あらすじ トラベルライターとして多忙な日々を送るポピーは、親友のアレックスの弟がバルセロナで結婚式を挙げるという連絡を受けます。ポピーとアレックスは大学時代からの付き合いで、毎年夏の休暇を一緒に過ごす仲でしたが、2年前に起きたある出来事がきっかけで疎遠になっていました。迷った末に結婚式に参加することにしたポピーは、バルセロナでアレックスと再会しますが……。 場面説明 シーン1では、ポピーの携帯に音信不通になっていた親友アレックスの弟デビッドから電話がかかってきます。シーン2は9年前の夏、ポピーとアレックスの初対面の場面。ボストンの大学に通っているポピーはオハイオ州に帰省するため、同じく大学生で同郷のアレックスの車に乗せてもらいます。シーン3は、オハイオ州にたどり着けずモーテルに一泊することになったポピーとアレックスが、翌朝ダイナーで食事しながら会話します。シーン4は現在。ポピーと友人のレイチェルのジムでの会話です。ポピーはレイチェルに、デビッドの結婚式に出席してアレックスと再び会うべきか相談します。
同名のベストセラー小説を映画化したロマンチックコメディーです。自由奔放なポピーと真面目で計画を好むアレックスは、大学時代からの親友。正反対の性格にもかかわらず馬が合う2人は、毎年夏の休暇を一緒に過ごすのを恒例にしていました。しかし旅行中のある出来事によって、2人の友情関係に変化が生じます。 題名から分かるように「旅」がテーマの本作。序盤でポピーは、自分が故郷の町を嫌い旅を好む理由をこう話します。“Once people decide who you are, that’s it. That’s why I wanna travel. You can actually be who you wanna be instead of who they say you are.”(〈小さな町では〉一度「こういう人」だと決められてしまうと、それで終わり。だから旅をしたいの。他人に決められた自分ではなく、なりたいと思う自分になれるから)。新しい場所やものを求め世界中を旅するポピーですが、全く違う価値観を持つアレックスを友人以上の存在として意識するにつれて、自分を見つめ直す必要に迫られます。 アレックスがポピーに言う、「帰る場所(home)があるから旅が特別になる」というセリフが印象的です。この home という単語が、単に「家」だけではない重要な意味を持つキーワードとして後半何度も登場するので、注意して聞いてみてください。 (宇都宮由美 翻訳者)
Hey, David, what’s going on?
デビッドじゃない、どうしたの?
What’s going on? Well, I’m getting married in Barcelona.
「どうしたの」だって? ええと、バルセロナで結婚するんだ。
Yeah, I heard that. Congratulations.
うん、それは聞いた。おめでとう。
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