シミケンの語源シリーズ (2025年8月10-17日号)

KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表 清水健二

● cry:「泣く、叫ぶ」という意味の古フランス語由来の cry が英語に入って来たのは13世紀の中ごろのことで、それ以前は、「泣く」や「涙を流す」という意味では weep、「叫ぶ」という意味では yell が使われていました。しかし cry が一般的な語になるにつれて、weep は「涙を流してしくしく泣く」という涙を流す行為に焦点が当てられる動詞になります。yell は「大声を上げる」が一般的な意味で、米語ではスポーツの応援で「エールを送る」意味に使われます。yell の同系語の Nightingale(ナイチンゲール)はツグミ科の鳥で、春になるとオスが美しく鳴くことで知られています。語源は...

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