米上院で4月1日にかけて、米国の内外で反響を呼ぶことになった演説が行われました。民主党のコリー・ブッカー議員は25時間5分にわたって壇上に立ち、語り続けたのです。米議会史上で最長記録となった演説で、ブッカー氏はトランプ大統領の政策や言動を批判し、同僚議員からの質問にも答えつつ、「今の時代の異常さをしっかり認識し、有権者に行動してほしい」と民主主義の大切さを訴えました。ちなみに、それまでの最長記録は1957年に行われた24時間18分。差別を禁止する公民権法案の成立を妨害するのが目的の演説でした。ブッカー氏の演説が塗り替えたのは記録だけでなく、人々の気持ちも、となるでしょうか。...